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2018年4月14日

英洋子先生インタビュー『ジャパンエキスポシュード in フランス』

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ジャパンエキスポシュード向けに描かれたリンとセーラのサイン色紙

2018年3月9日から3日間、フランスのマルセイユで開催されたジャパンエキスポシュードは大盛況のうちに幕を閉じました。そのイベントに英洋子先生が参加されましたのでお話をお伺いしました。(インタビュアー:Sushi T. Sumo)

Sushi:「マルセイユのジャパンエキスポシュードとパリでのサイン会で思い出に残った出来事などお聞かせください」
英先生:「3月11日に同じく漫画家の真崎春望先生と一緒に講演会に登壇しましたが、東日本大震災の一年後の2012年に同じマルセイユのジャパンエキスポで、フランスの方々にとても震災のことを心配していただいて嬉しかったのですが、今回再び3月11日の講演会の会場で一緒に黙とうをしていただけて、フランスの皆さんが日本のつらい出来事に対して心を寄せてくれていることを感じました。それから…あとは日本のマンガやアニメのファンが年々増えていってることを感じました。私もついていけないぐらい(笑)。そう、コスブレがすごい!もう本格的!」

Sushi:「コスプレをされた方々と写真を撮られていましたね、isan mangaさんのフェイスブックにたくさんアップされていましたよ」
英先生:「isan mangaさんのブースでサインした後、ファンの方々と一枚一枚写真を撮っていたんです。その中にはコスプレされてる方もいて、会場を歩いていると、そう、西洋人の顔立ちが似合うコスプレもあるじゃないですか、質の高いコスプレの方が多くて本当、楽しんでいるなと…。毎回、フランスに来るたびにこのイベントは大きくなっていると思いました」

photo-131-webSushi:「今回、『グウェンドリン(レディ!!)』が最終巻の第6巻まで出版されて、フランスで全巻揃いました。ご感想はありますか?5巻と6巻を予約購入の方にはコレクターカードの特典がついてくるそうですが…」
英先生:「そう、ついていました!ちょっと待って、2枚ずつぐらいもらったかもしれない…。嬉しいことに4巻からは表紙(裏表紙も)を開けると『レディ!!』の絵が載ってるんです。最初、サインする時に表紙を開けたらびっくりしちゃって!どこにサインしたらいいんでしょうって(笑)。そういった装丁の凝ってくれているところが嬉しかったです」

Sushi:「今回のジャパンエキスポの単独の講演会では金沢を紹介されていますが、その理由をお聞かせください」
英先生:「講演会でもいいましたが、私のご先祖が金沢出身で、その三百何十年か前のご先祖が加賀のお殿様の茶堂頭っていうのをしていて、私の家にあった古文書と美術学校の教授が所有している古文書を調べてみると、当時の茶道文化に重要な役割を果たしたことがわかりました。私の檀家のお寺で去年、遠州流と裏千家の茶道のお茶会が開かれたのですが、そのお茶会は私のご先祖の市井友仙(いちいゆうせん)の名前を冠して開かれたんですね。それともう一つ、真崎先生が『力俥』っていう人力車を引く人の面白いペーソスあふれるお話の短編映画(監督/アベユーイチさん、主演/関智一さん)を今3作目と4作目を作っていて、次は金沢を舞台にして作っていきたい、ということがあって…。だから私のご先祖様もいたので、金沢に来てね、と金沢の日本文化を紹介しました」

Sushi:「講演会では日本の文化を紹介する漫画も描きたい、とおっしゃっておられましたが…」
英先生:「そうなんですよ、もしかしたら金沢のお茶関係の漫画を描いていくかもしれません。今年とかじゃなくて数年で構想ができたら描くかもしれない…描いてほしいといわれているけれどそう簡単には…でも描く方向で考えています」

photo-130-webSushi:「最後に、今年は『ハロー!レディリン』30周年と英先生の漫画家デビュー40周年という記念の年になりますが、それを迎えるにあたってのお気持ちはいかがでしょうか」
英先生:「こんなに長く漫画を描いているとは思ってもみなかったんですけれど…。フランスに行っても「自分の娘に“グウェンドリン”という名前をつけました」とか、反対にグウェンドリンという人がやってきて「お母さんが“グウェンドリン”という名前をつけました」とかいってくれて、まぁ、アニメを通してですけれどもこの漫画(『グウェンドリン』)も買ってくれて読んでくれてるってことに、嬉しいっていうか、感動っていうか、漫画家やっててよかったなぁ、みたいな気持ちです。それにこうやって応援してくださるファンがいるので、だからやってこれたところもあるかもしれないので…ここまでこれたことに感謝です、ありがとうございます!」

現在、ロマンス系漫画雑誌向けの新作(原作なしのオリジナル!)を執筆中という大変お忙しい中でしたが、このインタビューを快く承諾してくださった英洋子先生に心からお礼を申し上げます。本当にどうもありがとうございました。


2017年12月9日

英洋子先生、フランスのイベントに参加決定

photo-81-web2018年3月にフランスのマルセイユで行われるジャパン・エキスポ・シュード(「シュード」はフランス語で「南」の意味)に英洋子先生が参加されます。主催者のウェブサイトによると、英先生はフランスの出版社isan mangaの協賛のもと、漫画執筆の実演など、数々のイベントでフランスのみなさんと交流される予定です。これまでフランスでのイベントに多数参加されておられる英先生…昨年7月に開催されたイベントでは『レディ!!』のフランス版の主人公の名前であるグウェンドリンと同じ名前のファンの方が多数来られたことに感激されたそうです。そのフランス版『レディ!!』である『グウェンドリン』は第4巻が発売されたばかりで、ジャパン・エキスポ・シュードに著者である英先生が参加されることで大きな反響を呼びそうです。



2017年8月20日
photo-59-webphoto-54a-web8月13日、英洋子先生がコミックマーケット92に出店参加されました。この夏は天候不順でそれほど暑くない日が続いていましたが、このコミケの3日目は暑さ復活!気温上昇の中、会場のものすごい人の波と熱気にのまれつつ(汗)、なんとか先生のスペース「リンのマーブル館」にたどり着きました。今回は、新刊がないかわりに新しいグッズを作られた英先生。中でも『レディ!!』のマウスパッドは注目度が高く、お客さんの目をひきました。(マウスパッドは限定品のため通販では今回残念ながら見送りになりました。)それから『リンとセーラの着せ替えセット』も登場!「ひとみ」のふろくになったかわいいイラストぎっしりのアイテムです。…ここで嬉しいお知らせと寂しいお知らせ。まず、寂しいほうから…次回から英先生のコミケ参加は年一回になるそうで、次の冬のコミケには参加されないとのことです。今まで年二回の参加でしたが、年一回になった分、コミケに訪れた際は今まで以上に熱く応援したいです、はい!そして、嬉しいお知らせは…なんとリンちゃんサブレが発売されました!このニュースを聞いて、英先生のスペースを訪れたファンは大感激でした!t-84-web

リンちゃんサブレは神奈川県大和市の中央林間駅すぐ近くのケーキ屋さん「モンシェリー」で売られています。大和市は英先生の地元の町で、『レディ!!』を含めて、ひとみ時代の作品の中に縁のある場所・建物が登場したりします。例えば、「この学校って、もしかしてリンちゃphoto-60-webんが通ったあの…」とか「この駅、あの漫画で見覚えが…」などなど、大和市にはファン心理をくすぐる(!)場所がいろいろあります。中央林間駅のお隣の南林間駅西口駅前には素敵な馬のモニュメントがあったり(『レディ!!』とは関係ないようですが)…私は南林間駅を訪れた際、「アレクサンドラ~!」「アンドリュウス~!」と勝手に呼んだりしています(笑)。ちなみに南林間駅は英先生の漫画『初恋スイミング』の中でそっくりな駅が登場します。リンちゃんサブレの中央林間の「モンシェリー」さんも含めて、ぜひぜひ大和市で英先生ワールドをめぐる<聖地巡礼>、いかがですか?



2017年8月20日photo-60ab-web
t-88-web神奈川県大和市の小田急江ノ島線の中央林間駅から歩いて3分のところにある洋菓子店「モンシェリー」さんでは、『リンちゃんサブレ』が販売されています。英洋子先生の代表作『レディ!!』のヒロイン・リンちゃんをかたどった愛らしいサブレで、一枚一枚、丁寧に焼かれています。お味もサクサクで風味良く、ほんのりココアの味もしてとってもおいしいです!また、陶器のお皿にリンちゃんや仔猫たちのサブレを並べたデコレーション皿『リンちゃんと散歩』も販売されています。そのほか、大和市のゆるキャラ「ヤマトン」のサブレや巧みに作られた立体動物クッキー、カメオなどのアクセサリーのクッキーなどなど、店内にはまさに芸術作品といってもいいようなさまざまな焼き菓子が販売されていて、来店者を楽しませてくれます。何種類かの焼き菓子を買って食べましたが、どのサブレ&クッキーも美味で甲乙つけがたいです。その中の一つ、2層で焼き上げたという「ありがとう」の文字入り小判サブレは、さながらイギリスのショートブレッドのような風味の豊かさがあり、サクサクしっとりしていておいしいかったです。

photo-63-web嬉しいことに店内には英洋子先生のコミックスも展示してありました。この『リンちゃんサブレ』は英先生の妹さんの提案で誕生したとのことで、サブレ作りで使用したいろいろなリンちゃんの資料を店主さんが見せてくださいました。焼き菓子は木で型を作って焼いて作るそうですが、リンちゃんサブレはリボンの部分が特に難しかったそうです。お店に並んだリンちゃんサブレ…その可愛さに私もうっとりでした!

photo-56-web日光にあたるとお菓子に悪い影響がでるため、ブラインドを閉めて営業されています。ショートケーキやホールケーキももちろん販売されていて、お誕生日などのお祝いケーキなど、ケーキの種類によってはすぐにその場で作ってもらえるようです。(私も取材で訪れた際、あるお祝いのケーキをその場で作っていただきました。苺のデコレーションケーキ、ほどよい甘さでとってもおいしかったです!まさに絶品ケーキ!)また、英先生の母校、神奈川県立大和高等学校の文化祭「槐祭」にも焼き菓子を搬入されているそうで、地元で親しまれている魅力的なお店です。商品の発送は行っていないそうですので、ぜひ『リンちゃんサブレ』やいろいろなクッキー、サブレをお店で見てみてくださいね!photo-58-web

洋菓子の店 「モンシェリー」

〒242-0007
神奈川県大和市中央林間4-19-13
TEL 046(275)4333
営業時間:10:00-20:00 (年中無休)


2017年7月29日

『レディレディ!!』もう一つの最終回

photo-33a-web英洋子先生の『レディ!!』を原作にしたアニメ、『レディレディ!!』がテレビ放映されて今年で30年を迎えます。このアニメのTVシリーズは全21話。第21話「さようならイギリス」が最終回となりますが、実はもうひとつ、同じストーリーラインで製作された最終回が存在します。それが劇場版『レディレディ!!』です。当時テレビ放映中の『レディレディ!!』の最終回に先駆けて、最終話を映画で公開、というのが本作で、「東映まんがまつり」として、『聖闘士星矢』、『ビックリマン』、『仮面ライダーBLACK』とともに劇場公開されました。1988年3月12日に封切され、『レディ!!』が原作のアニメでは日本では唯一映像ソフト(ビデオ)化された作品です。そのビデオソフトは今ではオークションなどに出品されることもあるようですが、日本でも海外でも劇場版『レディレディ!!』がテレビ放映されたという話はほとんど聞いたことがLynn 2 (PNG)ありません。それほど見るチャンスが少ない劇場版…『レディレディ!!』は原作のひとみコミックス『レディ!!』第2巻までのストーリーをアニメ化したものですが、テレビシリーズと劇場版ではキーポイントが異なります。(※ネタばれ内容がありますのでご注意くださいませ。)

リンが日本に帰ってしまうのを引き止める重要な鍵となっているのがテレビシリーズではエドワードですが、映画版ではエドワードもアーサーもほとんど出てきません(回想シーンで登場するだけです)。映画版で重要な鍵となっているのはリンが貨車に乗り込んでしまうのを目撃した町の娘のフローラ…。駅長に話しても信じてくれないと怒るフローラからリンの父ジョージと姉のセーラはリンが空港行きの貨車に乗ったことを知らされます。テレビシリーズと劇場版の違いで印象的なのがクライマックスシーン。テレビシリーズでは日本に帰るために空港の出発ゲートに向かうリンをセーラが呼び止めますが、劇場版では雨の中、飛行場の停留中の飛行機の近くまでとぼとぼ歩いていくリンを空港施設の車で捜していたジョージとセーラが呼び止めます。ジョージの「もうモードリンおばさんとは結婚しないよ」の言葉がリンのつらい気持ちをやわらげてくれました。

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劇場版『レディレディ!!』のビデオとTVシリーズのCD

この劇場版のオープニング主題歌はテレビシリーズで挿入歌として使用されていた島田奈美さんが歌う「ハロー・レディ」。エンディング主題歌は守谷香さんの「風が運ぶ予感」で、どちらの曲も『レディレディ!!ヒット曲集』のCDに収録されています。

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